2010年04月30日

年500件相談…「赤ちゃんポスト」全国に設置、真の虐待防げ(産経新聞)

 全国で子供の虐待事件が相次ぐ中、子供の命を救おうと始まった慈恵病院(熊本市、蓮田太二理事長)の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)が、5月10日で丸3年を迎える。預けられた新しい命は50人以上。「育児放棄を助長する」という批判もあるが、蓮田理事長は「子供の命を救うことが先決」と反論する。最近の虐待事件では、生後数カ月の乳児も被害に遭っており、蓮田理事長は「全国に『ゆりかご』を設置すべきだ」と提言している。

 熊本県が設置した「こうのとりのゆりかご検証会議」が平成21年11月に公表した最終報告によると、スタートした19年5月から21年9月末までに預け入れられた子供は51人。蓮田理事長は「予想以上の数だった。しかし海外の類似事例と比較し、日本の人口規模や熊本にしかないことを考えれば、決して多すぎるわけではない」と話す。

 最終報告は「ゆりかご」について「社会的に倫理観の劣化を誘発する可能性もある」と指摘。蓮田理事長も「子供を預けることが倫理上おかしなことだというのは当然だ」と、矛盾を抱えたシステムであることを認める一方、「妻子ある男性にだまされて妊娠・出産してしまい、精神的に参ってしまった女性など、とても子育てのできないケースもある。安易な預け入れはなかった」と主張し、いずれの事例も緊急性が高かったという認識を示した。

 慈恵病院の取り組みで特徴的なのは、「ゆりかご」の設置だけではなく、相談業務を充実させている点。看護師らが泊まり込み、匿名で対応する24時間の電話相談を設置しているのは全国で同病院だけだといい、年間約500件もの相談が寄せられる。

 「『ゆりかご』に預けようと病院のインターホンを押したり、中絶できずに困って電話をかけてくるケースなど、切羽詰まったものが多い」。蓮田理事長によると、相談に乗ることで預け入れを回避できた事例が約130件あったが、中には「説得しても、無事に育てられるのかと心配になるケースがある」という。

 「しっかりとした家族の関係がなく、近くに子供を保護できる人がいない。誰にも相談できないで思い詰めている様子は、虐待事件と同じ構図だ」

 蓮田理事長は「そもそも子供を『ゆりかご』に預けることは大きな虐待」とした上で、「だとしても、まず命を助けることを考えないといけない。少なくとも『ゆりかご』に預けられた子供は命が助かった」と指摘。「悲しい虐待事件を防ぐためにも、全国の病院などに十分な相談窓口を併設した『ゆりかご』を作るべきだ」と話している。

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posted by ヤダ タダアキ at 11:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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